「最近、小紅書(RED)に投稿してもインプレッションが全く伸びない」
「ハッシュタグ検索に自分の投稿が表示されない」
とお悩みではありませんか?
小紅書(RED)で投稿が表示されにくい主な原因の一つが、「シャドウバン(限流)」と呼ばれる状態です。
シャドウバンとは、運営側から明確な通知がないまま、投稿の露出が極端に制限されるペナルティを指します。
本記事では、中国人ネイティブスタッフが在籍するCHINA ADマーケティングチームが、
現場のリアルな知見をもとに、シャドウバンの原因と具体的な解除方法を解説します。
この記事を読めば、なぜ貴社のアカウントが伸び悩んでいるのか、そして現状をどう打破すべきかが明確にわかります。

■小紅書(RED)のシャドウバンとは?
小紅書(RED)のシャドウバン(中国語で「限流」)とは、規約違反やアルゴリズムへの不適合により、
コンテンツの露出がシステム的に制限される状態のことです。
具体的には、以下のような現象が発生します。
インプレッションの急減
投稿がフォロワー以外のユーザーにほとんど届かなくなる。
検索結果からの除外
ハッシュタグやキーワード検索をしても、投稿が表示されない。
「ノート(投稿)」の非承認
投稿が「審査中」のまま進まない、または自分以外には見えない状態になる。
アカウントの低評価化
プラットフォームからの信頼スコアが下がり、新規投稿が拡散されにくくなる。
私たちCHINA ADチームの経験上、日本企業のアカウントで最も多いのは
「広告色が強すぎる」ことによる無自覚なシャドウバンです。
REDはコミュニティの質を極めて重視するため、単なる商品宣伝はスパムと見なされるリスクが高いのです。

■小紅書(RED)でシャドウバンになる主な原因
結論から言うと、REDのAIアルゴリズムを欺こうとする行為や、ユーザー体験を損なう投稿は即座に制限の対象となります。
1. 広告・宣伝色が強すぎる(硬広)
REDは「個人のリアルな体験記」を推奨する媒体です。
・画像にQRコードや連絡先(WeChat ID等)を入れている。
・キャプションに「購入はこちら」「公式HPへ」といった直接的な誘導文が多い。
・他プラットフォーム(淘宝やTmall)への直接リンクを貼ろうとする。
2. コンテンツの重複・著作権違反
・他人の投稿(画像や文章)をそのまま転載している。
・同じ内容の投稿を何度も繰り返している。
3. 不自然なエンゲージメント操作
・「いいね」や「フォロワー」を購入する行為。
・短時間に大量の「いいね」やフォローを繰り返すスパム行為。
プロの視点
私たちネイティブマーケターの感覚では、特に「過度な加工写真」や「フリー素材の多用」も要注意です。
REDのユーザーは「リアルさ」を求めています。カタログ写真のような綺麗なだけの画像は、
アルゴリズムに「宣伝用素材」と判定されやすく、結果としてインプレッションが伸び悩む傾向にあります。

■小紅書(RED)のシャドウバンを解除する方法
シャドウバンを解除するには、
「違反の是正」と「アカウントの信頼回復」を段階的に行うことが重要です。
以下の手順を試してください。
問題のある投稿の削除・非公開化
規約違反が疑われる過去の投稿を洗い出し、削除または「自分のみ公開」に変更します。
プロフィールの見直し
自己紹介欄にWeChat IDや外部リンクを記載している場合は削除し、クリーンな状態にします。
「養号(アカウント育成)」の実施
1週間ほど投稿を休み、一般ユーザーとして他人の投稿に「いいね」やコメントを残すなど、自然な利用履歴を積み重ねます。
公式の「薯条(RED広告)」を試す
少額の広告(薯条)を出稿してみます。もし審査で拒否される場合は、アカウント自体に深刻な問題がある証拠です。
※実務上の注意点として、一度シャドウバンを受けたアカウントは回復に時間がかかります。
修正しても1ヶ月以上インプレッションが戻らないケースも少なくありません。
状況によっては、思い切ってアカウントを作り直す方が、
長期的にコストパフォーマンスが良いことも、私たちは数々の失敗事例から学んでいます。
■CHINA ADが選ばれる理由
BtoBの中国マーケティングにおいて、単に投稿するだけでは成果は出ません。
CHINA ADは、日本企業の信頼性と中国現地のリアルな市場感覚・熱量をかけ合わせた運用をを強みとしています。
ネイティブ視点のコンテンツ制作
日本人が書く「不自然な中国語」ではなく、現地のトレンドを反映した「刺さる」コピーライティングを行います。
リスク回避の専門知識
本記事で解説したシャドウバン対策を含め、REDの厳しい規約を熟知したプロが運用を代行します。
■よくある質問
Q. 解除までの期間は?
A. 目安は1〜2か月程度です。短期間で回復させようと無理な投稿や操作を行うと、かえって状況が悪化する可能性があります。
Q. 広告は止めるべき?
A. ケースバイケースですが、一時的に停止することで改善する場合もあります。アカウントの状態を見極めた判断が重要です。
Q. 自社運用は可能?
A. 可能ではありますが、正確な中国語運用と中国ユーザー特有の文化・規約理解が前提となります。
知識が不十分なまま運用すると、リスクが高まる点には注意が必要です。
■まとめ・まずはご相談ください
小紅書(RED)でのシャドウバン対策は、以下の3点が重要です。
・「宣伝」ではなく「体験」を投稿する
・規約違反(連絡先の記載など)を徹底的に排除する
・万が一制限されたら、無理に投稿せず「アカウント育成」に徹する
中国SNSのアルゴリズムは日々進化しており、昨日の正解が今日の不正解になることも珍しくありません。
「最近、投稿の伸びが悪くて困っている」「自社で運用しているが、これがシャドウバンなのか判断できない」
という企業様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
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この記事を書いた人:CHINA AD中国マーケティングチーム(中国人スタッフ監修)
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